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弁慶蟹
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べんけいがに
ふりがな文庫
“
弁慶蟹
(
べんけいがに
)” の例文
まるで
弁慶蟹
(
べんけいがに
)
のように真赤な顔をし、帽子もネクタイもどこかへ飛んでしまって、袖のほころびた上衣を、何の意味でか裏返しに着て
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
赤い
弁慶蟹
(
べんけいがに
)
が一匹、悠々、橋の上を横にあるいている。
外濠
(
そとぼり
)
の水は、ぶつぶつ沸き立って、午過ぎから日盛りの間の一
刻
(
とき
)
は、呉服橋の往来も暫く休みのようなすがたになる。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ちょっと待って
弁慶蟹
(
べんけいがに
)
を踏みつけそうで歩けやしませんわ」
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
「ねえおまっちゃん、
弁慶蟹
(
べんけいがに
)
ね、なにを食べてるだろう。」
旧聞日本橋:15 流れた唾き
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
石垣の隙間からは
弁慶蟹
(
べんけいがに
)
がよく
鋏
(
はさみ
)
を出した。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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山木も河合も、
弁慶蟹
(
べんけいがに
)
のように顔を真赤にして、はずかしさにやっとたえていた。穴があれば入りたいとは、このことだ。
火星探険
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
弁
常用漢字
小5
部首:⼶
5画
慶
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
蟹
漢検準1級
部首:⾍
19画
“弁慶”で始まる語句
弁慶
弁慶縞
弁慶格子
弁慶橋
弁慶草
弁慶堀
弁慶読
弁慶格子半纒