建廻たてま)” の例文
(もとに立戻たちもどりて、又すすきの中より、此のたびは一領の天幕テントを引出し、卓子テエブルおおうて建廻たてまはす。三羽の烏、左右より此を手伝ふ。天幕テントうちは、けんぶつ席より見えざるあつらへ。)おたのしみだわね。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)