幾羽いくつ)” の例文
暁闇ぎょうあんはぎのしずれに漂っていた。小蝶が幾羽いくつもつばさを畳んで眠っていた。離家はなれの明けてある戸をはいってゆくと、薄暗い青蚊帳あおがやの中に、大きな顔がすっかりゆるんでいた。