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幾勢
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きせ
ふりがな文庫
“
幾勢
(
きせ
)” の例文
しかし山陽が江戸にゐた時二十七八歳であつた蘭軒の姉
幾勢
(
きせ
)
は、お曾能さんが十七歳になつた嘉永四年に至るまで生存してゐた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
菅茶山は嘗て蘭軒の姉
幾勢
(
きせ
)
に尾道の
女画史
(
ぢよぐわし
)
豊
(
とよ
)
が画を贈つたことがあつて、今又重て贈るべしや否やを問うてゐる。豊とは何人であらうか。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
此年文政三年冬の半に、蘭軒の姉
幾勢
(
きせ
)
が記念すべき事に遭遇した。仕ふる所の黒田家未亡人
幸子
(
さちこ
)
が、十一月二十四日に六十三歳で歿したのである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
幾
常用漢字
中学
部首:⼳
12画
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
“幾”で始まる語句
幾度
幾
幾何
幾歳
幾日
幾人
幾許
幾年
幾個
幾干