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幼稚
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おさな
ふりがな文庫
“
幼稚
(
おさな
)” の例文
「与一が
幼稚
(
おさな
)
時に人から聞いておりまする。
左様
(
さよう
)
思うて、きょうも小母様を斬りました。この家の名折れと承わりましたゆえ」
名君忠之
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
節は平家、曲は「
小督
(
こごう
)
」、声も音も未だ
幼稚
(
おさな
)
く、人に聞かせて金を得るほどの、
冴
(
さ
)
えも
巧
(
たく
)
みもなかったがいつまでも立ち去ろうとはしなかった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
家には妻いぎたなく
昼寐
(
ひるね
)
の夢まだ覚めやらず、
懐
(
ふところ
)
にも背にも
幼稚
(
おさな
)
き子ら二人ばかりも横竪に
並臥
(
なみふ
)
したり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
小児
(
こども
)
たち、
幼稚
(
おさな
)
いのは、
傅
(
もり
)
、乳母など、
一群
(
ひとむれ
)
に、今日は別荘に残った次第。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
幼
常用漢字
小6
部首:⼳
5画
稚
常用漢字
中学
部首:⽲
13画
“幼稚”で始まる語句
幼稚園
幼稚意
幼稚心
幼稚拙劣