年久としひさ)” の例文
後世の卜部うらべ進出時代はいさ知らず、是が皇室御親おんみずからの祭の年久としひさしい伝統までに、干与かんよし得べかりし理由はあり得ない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「へい、錦絵。」と、さも年久としひさしい昔を見るように、ひとみじっと上へあげる。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)