“としひさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年久33.3%
歳久33.3%
利久16.7%
厳久16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へい、錦絵。」と、さも年久としひさしい昔を見るように、ひとみじっと上へあげる。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
歳久としひさしくめる龍王りやうわうなるが
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「——実はこの童は、それがしの兄利久としひさの子でおざる。そのうえに、瓜のへちりにひとしい奴で、腕白を通りこした変り者。他家へつかわすなど、とても、親どもが同意いたしませぬ」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
妻の由利ゆりとのあいだには、長男厳勝としかつ、次男厳久としひさのふたりの子もあった。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)