“常陸岸”の読み方と例文
読み方割合
ひたちぎし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その上にも、まことに無理なお願いであるが、どうか拙者をこのままかくまって、かすみうら常陸岸ひたちぎしか、鹿島かしまの辺まで便乗させてもらえまいか
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いい捨てて、磋磯之介は、常陸岸ひたちぎし蕭々しょうしょうと暗い風のそよぐ広原へ駈け去ってしまった。
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その晩、磋磯之介は、ここから常陸岸ひたちぎし玉造たまつくり上陸あがる決心をしていたので
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)