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常緑木
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ときわぎ
ふりがな文庫
“
常緑木
(
ときわぎ
)” の例文
つげやサイプレスなどの
常緑木
(
ときわぎ
)
を、或は幾何学的な形に、或は動物だとか天体などになぞらえて、彫刻の様に刈込むことを云うのだ。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
など云う
類
(
たぐい
)
の
楓
(
かえで
)
や
銀杏
(
いちょう
)
は、深く浅く鮮やかにまた
渋
(
しぶ
)
く、紅、黄、
褐
(
かち
)
、
茜
(
あかね
)
、紫さま/″\の色に出で、気の重い
常緑木
(
ときわぎ
)
や気軽な
裸木
(
はだかぎ
)
の間を
彩
(
いろ
)
どる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
梨は、見た所未熟だが、
常緑木
(
ときわぎ
)
の葉を敷いた浅い桶の中に、三角形に積まれて奇麗に見える(図233)。市場にあるものは、すべて奇麗で、趣味深く陳列してある。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
彼女は、ベッドを降りて、ソッと窓を開いて見たが、外には
何時
(
いつ
)
に変らぬ庭園の
常緑木
(
ときわぎ
)
が、青々と茂っているばかり、何の異常も認められなかった。
妖虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
窓の外には、ここの庭にも紅葉は色づいていたし、
常緑木
(
ときわぎ
)
の茂みに、うらうらと暖かい日ざしが照りはえて、ほの白く、うら悲しく、夢見心地の一ときであった。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
緑
常用漢字
小3
部首:⽷
14画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“常緑”で始まる語句
常緑樹
常緑
常緑濶葉樹
常緑針葉樹
常緑針葉樹帶
常緑針葉樹林