“布武”の読み方と例文
読み方割合
ふぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かえりみれば安土の城頭の巍然ぎぜんたる金碧こんぺきもまさに天下布武ふぶそのままの偉観いかんではあったが、やはり官兵衛の心を深くとらえたものは、この際でも、彼方に打振る一本の日の丸の扇にくはなかった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)