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ふこく
ふりがな文庫
“
布告
(
ふこく
)” の例文
みると、
宿役
(
しゅくやく
)
の
布告
(
ふこく
)
や、何者かの人相書や、雑多なものがベタベタと
貼
(
は
)
りつけてあるが、目につくのはその
側
(
わき
)
に、別に立っている生新しい一本の立札。
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そういって、わが護衛司令官は
布告
(
ふこく
)
をしたが、それもいい
加減
(
かげん
)
の対策だったことが、間もなく判明した。
今昔ばなし抱合兵団:――金博士シリーズ・4――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それを随時随所に突破して、この幻怪な犯罪は当局を
愚弄
(
ぐろう
)
するように連続的に行なわれるのだ。しかも犯人は、不敵にも堂々と宣戦
布告
(
ふこく
)
的な態度を持続している。
女肉を料理する男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
軍政時代に軍人が建てたものだからかなり立派にできている代りにすこぶる
殺風景
(
さっぷうけい
)
である。入浴時間は十五分を
超
(
こ
)
ゆべからずなどと云う
布告
(
ふこく
)
めいたものがまだ入口に貼付けてある通りの構造である。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
随
(
したが
)
って既に発表しましたプログラムは、すべて中止となりましたので、あしからず御承知を願います。それでは唯今より、東京警備司令官
別府
(
べっぷ
)
大将の
布告
(
ふこく
)
がございます
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
華燭
(
かしょく
)
の
祝典
(
しゅくてん
)
は、血の祭典に変じて、
布告
(
ふこく
)
なしの戦争状態にはいった。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“布告”の意味
《名詞》
布 告(ふこく)
広く一般に知らせること。
国家の決定意志を公式に知らせること。
明治19年以前に発布された法律や政令。
(出典:Wiktionary)
“布告”の解説
布告(ふこく)とは、明治時代初期に用いられた法律の形式。
(出典:Wikipedia)
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
告
常用漢字
小5
部首:⼝
7画
“布告”で始まる語句
布告文