“ふこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
布告50.0%
富穀16.7%
富国16.7%
普国16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういって、わが護衛司令官は布告ふこくをしたが、それもいい加減かげんの対策だったことが、間もなく判明した。
小野氏ではこの年富穀ふこくが六十四歳で致仕し、子道悦が家督相続をした。道悦は天保七年うまれで、三十五歳になっていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
今日の隅田川は巴里パリーにおけるセーヌ河の如き美麗なる感情を催さしめず、また紐育ニューヨークのホドソン、倫敦ロンドンのテエムスに対するが如く偉大なる富国ふこくの壮観をも想像させない。
伯林 Print-Room にはその以前より既に多少の日本板画を蒐集するものありしがジルケ教授の所蔵品陳列せらるるに当り、普国ふこく政府はこれをあがなひて Print-Room に移しぬ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)