“普国”の読み方と例文
読み方割合
ふこく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多数の聴講生を有する彼は、此目的をもつて大学で普国ふこく史を講じ出した。ごた/\した小邦はみんな取りつぶしてしまはなければならないといふ彼の本意は、この一事でもうかがはれた。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
伯林 Print-Room にはその以前より既に多少の日本板画を蒐集するものありしがジルケ教授の所蔵品陳列せらるるに当り、普国ふこく政府はこれをあがなひて Print-Room に移しぬ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)