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市尹
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しいん
ふりがな文庫
“
市尹
(
しいん
)” の例文
臨安の
市尹
(
しいん
)
は後に
尚書
(
しょうしょ
)
となった趙という人で、名奉行のきこえ高い才子であったが、何分にも証拠がないので裁くことが出来ない。
自来也の話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
大雨を降らすも、炎日のつづくも、すべて自然の現象で、
人間業
(
にんげんわざ
)
で左右されるものではない。汝ら諸民の上に立つ武将たり
市尹
(
しいん
)
たりしながら、なんたる醜状か。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あとには酒肴さわに残りおれるを幸吉あくまで飲くいして(中略)——後にこの事あらわれ
市尹
(
しいん
)
の庁によび出され、人のせぬ事をするはなぐさみといえども、一つの罪なりとて両翼をとりあげ
天保の飛行術
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
だから誰よりもおまえの心に相談するのだが、おまえは、わしが所司代となっても、
市尹
(
しいん
)
〈
市
(
し
)
の
長
(
おさ
)
〉たるわしのすることには、一切口出ししないと誓うなら、任官しようと思うが
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
市
常用漢字
小2
部首:⼱
5画
尹
漢検1級
部首:⼫
4画
“市”で始まる語句
市
市井
市街
市中
市場
市女笠
市人
市俄古
市松
市日