巴人はじん)” の例文
やや長じて東都に遊び、巴人はじんの門に入りて俳諧を学ぶ。夜半亭やはんていは師の名を継げるなり。宝暦の頃なりけん、京に帰りて俳諧漸くしんに入る。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
また天宝中巴人はじん太白廟前の大松を伐る、老人ありて止むれど聴かず、老人山に登り斑子はんしと呼ぶと群虎出で巴人をんだ、また嘉陵江側に婦人あり
とにかくに蕪村が幾分か太祇に導かれし部分もあり得べきを信ずるなり。しかれども彼が師巴人はじんに受くる所多からざりしは、成功の晩年にありしを見て知るべし。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
とにかくに蕪村が幾分か太祇に導かれし部分もあり得べきを信ずるなり。しかれども彼が師巴人はじんに受くるところ多からざりしは、成功の晩年にありしを見て知るべし。
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)