己酉きゆう)” の例文
田村考叔は枕山が詩の註に千住駅の吏とあるのみでその人を詳にしない。考叔は翌年己酉きゆうの秋、享年四十歳で病死したこともまた枕山の作中に見えている。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
世に誉れ高くまします 烈祖れっそ家康公より信牌を賜わり(慶長五年庚子こうし和蘭オランダ船始めて来り、同十四年己酉きゆう七月五日神祖しんそより御朱印を賜う。己酉より今茲ことし甲辰こうしんに至り二百三十六年なり)
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
通ずることなしというは誤なり。○慶長十四年己酉きゆう七月二十五日、同十九年壬子じんし十月神祖しんそより和蘭オランダ国王へ御復書あり。けだし和蘭歴代治平の日少きを以て、文献徴すべきことなきに由るのみ
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)