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差合
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さしあい
ふりがな文庫
“
差合
(
さしあい
)” の例文
楽章としての運動の変化を求めるために打ち越しが顧慮され
去
(
さ
)
り
嫌
(
きら
)
い
差合
(
さしあい
)
の法式が定められ、人情の句の継続が戒められる。
俳諧の本質的概論
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
お職人衆というものは何事でも綺麗さっぱりいたしたもので、思ったことを腹へ
蔵
(
しま
)
っておくなんかてえことは出来ません。お名にお
差合
(
さしあい
)
があったら御免を頂きますが
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あんまり生意気だから
一番
(
ひとつ
)
威
(
おど
)
してやろうと思って、私があすこに隠れていたがね、男がやると
差合
(
さしあい
)
だ、ちょうど可いからお前に頼む、ね、幽霊にならないか。
愉快
(
おもしろ
)
いよ。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ところが、ちょうど摂政宮殿下の
行啓
(
ぎょうけい
)
と
差合
(
さしあい
)
になるので、急に模様換えになって、そのまま北へ北へと直航することとなった。その十二日は全く薄らさみしい日であった。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
「それはそうと、ぜんてえどうしたというのだ、千賀春というあばずれのことは、部屋でよく聞いて知っているが、おれにゃア、藤波なんぞから
悼
(
くや
)
みを言われるような
差合
(
さしあい
)
はねえのだが……」
顎十郎捕物帳:06 三人目
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
婆「一寸水司はん、生憎今日も
差合
(
さしあい
)
があって」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“差合”で始まる語句
差合い