“さしあい”の漢字の書き方と例文
語句割合
差合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、ちょうど摂政宮殿下の行啓ぎょうけい差合さしあいになるので、急に模様換えになって、そのまま北へ北へと直航することとなった。その十二日は全く薄らさみしい日であった。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
「それはそうと、ぜんてえどうしたというのだ、千賀春というあばずれのことは、部屋でよく聞いて知っているが、おれにゃア、藤波なんぞからくやみを言われるような差合さしあいはねえのだが……」
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
婆「一寸水司はん、生憎今日も差合さしあいがあって」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)