巫者ふしゃ)” の例文
憑依ひょういの去った巫者ふしゃのように、身も心もぐったりとくずおれ、まだ六十を出たばかりの彼が急に十年も年をとったようにけた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
もと「巫者ふしゃ」あるいは「巫者の憑神つきがみ」をさしたものと思われる。
えぞおばけ列伝 (新字新仮名) / 作者不詳(著)