“ふしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
富者66.7%
巫者33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「めくらが一人死ねば、富者ふしゃが二人できる」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
富者ふしゃでも貴族でもなかろう。質を置いてでも食おうというのだから、身分の低い人たちであったろう。
いなせな縞の初鰹 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
憑依ひょういの去った巫者ふしゃのように、身も心もぐったりとくずおれ、まだ六十を出たばかりの彼が急に十年も年をとったようにけた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
もと「巫者ふしゃ」あるいは「巫者の憑神つきがみ」をさしたものと思われる。
えぞおばけ列伝 (新字新仮名) / 作者不詳(著)