巨多あまた)” の例文
ことに此老人を殺してそれが為に得の行くのは唯此藻西太郎一人いちにんだ、老人は巨多あまたの財産を持て居て、しにさえすれば甥の藻西へ転がり込む様になって居る、のみならず老人の殺されたのは昨夜の事で
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)