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左千夫
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さちお
ふりがな文庫
“
左千夫
(
さちお
)” の例文
○
左千夫
(
さちお
)
いふ
柿本人麻呂
(
かきのもとのひとまろ
)
は必ず肥えたる人にてありしならむ。その歌の大きくして
逼
(
せま
)
らぬ処を見るに決して神経的
痩
(
や
)
せギスの作とは思はれずと。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
「連作論」中に、
左千夫
(
さちお
)
の問いに答えて子規が「俳句は総合的で複雑なものだから連作の必要がないが、短歌は連続的で単純なものであるから連作ができる」
連句雑俎
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
左千夫
(
さちお
)
先生のことを
憶
(
おも
)
うと、私にはいかにも懐かしい気分が
湧
(
わ
)
いてくる。
左千夫先生への追憶
(新字新仮名)
/
石原純
(著)
左千夫
(
さちお
)
来り
秀真
(
ほつま
)
来り
麓
(
ふもと
)
来る。左千夫は大きなる古釜を携へ来りて茶をもてなさんといふ。釜の
蓋
(
ふた
)
は近頃秀真の
鋳
(
い
)
たる者にしてつまみの車形は左千夫の意匠なり。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
左千夫
(
さちお
)
氏が連作の趣味を形容して「植え込み的趣味」と言っているのはなかなかおもしろいと思われる。
連句雑俎
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
▼ もっと見る
昨夜も大勢来て居った友人(
碧梧桐
(
へきごとう
)
、
鼠骨
(
そこつ
)
、
左千夫
(
さちお
)
、
秀真
(
ほつま
)
、
節
(
たかし
)
)は帰ってしもうて余らの眠りに
就
(
つい
)
たのは一時頃であったが、今朝起きて見ると、足の動かぬ事は前日と同しであるが
九月十四日の朝
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
午後四時過
左千夫
(
さちお
)
今日の番にて
訪
(
と
)
はる。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
左
常用漢字
小1
部首:⼯
5画
千
常用漢字
小1
部首:⼗
3画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“左千夫”で始まる語句
左千夫歌論抄