“左兵衛”の読み方と例文
読み方割合
さひょうえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうノ武蔵守師直、吉良左兵衛さひょうえじょう、桃井修理亮しゅりのすけ大高たいこう伊予守、上杉伊豆、岩松の禅師頼有らいう、土岐弾正、おなじく道謙どうけん、佐竹義敦よしあつ、ほか三浦、石堂、仁木
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このほど検校けんぎょうのみゆるしを賜わった盲法師で、そのおん礼のため、左兵衛さひょうえかみ(尊氏)さまにともなわれて、今日、春の宮(東宮)へも伺うたよしを聞いております。
「おっ。……それでは、やはり後宇多法皇の院御所に、北面ほくめん(院ノ武者)としておいで遊ばした左兵衛さひょうえじょう兼好かねよしさまでございましたか。……まあ、なんたるお変りよう」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)