“巡拝”の読み方と例文
旧字:巡拜
読み方割合
じゅんぱい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それら、花にもうてなにも、丸柱まるばしらは言うまでもない。狐格子きつねごうし唐戸からどけたうつばりみまわすものの此処ここ彼処かしこ巡拝じゅんぱいふだの貼りつけてないのは殆どない。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さればこれなる彫金ほりきん魚政うおまさはじめ、此処ここに霊魂のかよう証拠には、いずれも巡拝じゅんぱいふだを見ただけで、どれもこれも、女名前おんななまえのも、ほぼその容貌と、風采ふうさいと、従ってその挙動までが
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)