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岩乗
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がんじょう
ふりがな文庫
“
岩乗
(
がんじょう
)” の例文
旧字:
岩乘
厳しい
荷梱
(
にごり
)
や
岩乗
(
がんじょう
)
な箱を結いつけて——駅路の鈴も物々しく、
蜿蜒
(
えんえん
)
たる人馬の列を
作
(
な
)
して、この大商隊は、都入りするのだった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
入口の
扉
(
ドア
)
に走り寄って、鉄かと思われるほど
岩乗
(
がんじょう
)
な、青塗の板の平面に、全力を挙げて
衝突
(
ぶつか
)
ってみた。暗い鍵穴を覗いてみた。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
平次はそう言いながら、一と通り死体を
検
(
しら
)
べましたが、四十五六の
岩乗
(
がんじょう
)
な男で、女や子供に縛られそうな柄ではありません。
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
伸子は、
岩乗
(
がんじょう
)
な、無愛想な、自分の力では押すも引くもできない崖に、左右から挾み込まれたような困惑を感じた。
伸子
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
平次とガラッ八は、縁側へ出ると、戸袋の後ろに取付けた段々を幾つか昇って、思いの外
岩乗
(
がんじょう
)
な物干に出ました。
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
やはり
岩乗
(
がんじょう
)
な鉄の寝台が一個、入口の方向を枕にして横たえてあるが、その上の真白な寝具が、キチンと敷き
展
(
なら
)
べたままになっているところを見ると、まだ誰も寝たことがないらしい。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
駕籠を飛越して路地の闇に入ると、鼻の先に通せん坊をしたのは恐ろしく
岩乗
(
がんじょう
)
な木戸。
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
駕籠を飛越して路地の闇に入ると、鼻の先に通せん坊をしたのは恐ろしく
岩乗
(
がんじょう
)
な木戸。
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“岩乗”の意味
《名詞》
非常に強健な馬。
体などが非常に堅固で強力であること。頑丈。
(出典:Wiktionary)
岩
常用漢字
小2
部首:⼭
8画
乗
常用漢字
小3
部首:⼃
9画
“岩乗”で始まる語句
岩乗作
岩乗絶壁