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山鬼
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さんき
ふりがな文庫
“
山鬼
(
さんき
)” の例文
山鬼
(
さんき
)
という話は安芸の
厳島
(
いつくしま
)
などでは、久しく
天狗護法
(
てんぐごほう
)
の別名のごとく考えられている。或いは三鬼とも書いてその数が三人と解する者もあったらしい。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
いや、大いに意見があると云う程でも無いんですが、近頃僕が取調べた所では、概略
先
(
ま
)
ずこんな訳なんです。日本ばかりでなく、支那にも昔から
山鬼
(
さんき
)
又は
野婆
(
やば
)
などと云う怪物の名が伝えられています。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
やゝ山頂とおぼしき処に、横たはる路のかたばかり見えたるに、こは路ありあな嬉しと言へば、案内の者笑ひて、いづこの嶺にも
山鬼
(
さんき
)
の路とて、嶺の通路はありけるもの也。此道を
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車