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屡次
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しばしば
ふりがな文庫
“
屡次
(
しばしば
)” の例文
で、この風俗は、江戸芸者にばかりではなく、一般に行われたことは、その頃の浮世絵なり、絵本草双紙の類に
屡次
(
しばしば
)
見るところだ。
残されたる江戸
(新字新仮名)
/
柴田流星
(著)
文団治は高座から、
俺
(
おれ
)
の話が今時の客に
解
(
わか
)
るものかといって、客と
屡次
(
しばしば
)
喧嘩をして、話を途中でやめて引下った事を私は覚えているので、この入墨を見た時、なるほどと思った。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
しかもそれらに対して高価な支払をなしたを
嘆
(
かこ
)
つこと、吾儕の
屡次
(
しばしば
)
耳にするところで、旁徒なる懼れに遠かれる都にも、夏にかかる逸楽のあるをお知らせしておきたい。
残されたる江戸
(新字新仮名)
/
柴田流星
(著)
それから、明治の始めには、ある
毛唐
(
けとう
)
があの亀を売ってくれといって来たという話も
屡次
(
しばしば
)
していた。その時あの亀の目玉にはダイヤモンドがちりばめてあるのだという風評が立った。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
されば創傷唇のあれに寒べに附けたるを見る如く、夏の手料理にこの色ざしを好み、手足の爪に丑べにをさすこと、今も年よりの心する家の子供には、
屡次
(
しばしば
)
これを見ることである。
残されたる江戸
(新字新仮名)
/
柴田流星
(著)
▼ もっと見る
私はモデルに寝たポーズをさせる時
屡次
(
しばしば
)
その足の裏を見るが、どうも黒く汚れていたりして
海士
(
あま
)
の形相を打ち消してくれそうなものに出会わない、その上太い足の指がお互いに開いていて
楢重雑筆
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
“屡次”の意味
《名詞》
屡次(るじ)
度重なること。
(出典:Wiktionary)
屡
漢検準1級
部首:⼫
12画
次
常用漢字
小3
部首:⽋
6画
“屡”で始まる語句
屡々
屡
屡〻
屡叩
屡瞬
屡ゝ
屡屡
屡〻見