居給いたま)” の例文
こちら母思ひしよりはやつれ居給いたまはず、君がかく帰し給ひしみなさけを大喜び致し、皆の者に誇りをり候。
ひらきぶみ (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
... 買って来たのか、よほど妙だな。前代未聞の珍事だね。マア遊んで居給いたまえ、今に帰って来るかも知れない」大原「そうさね、途中で行違いになっても残念だから待っていようか。時に中川君、お登和さんは東京で何処へか嫁に遣るつもりか」主人「い口さえあれば遣りたいと思うが、しかし僕が女房を ...
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)