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少僮
ふりがな文庫
“少僮”の読み方と例文
読み方
割合
ボオイ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ボオイ
(逆引き)
「へへへ……」
少僮
(
ボオイ
)
は口を歪めたまゝ、珈琲皿を受取つてなかを覗き込んで見た。不味い珈琲はたつた一
雫
(
しづく
)
も残つて居なかつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「
不味
(
まづ
)
いね。
欧羅巴
(
ヨーロツパ
)
の戦地ででもなくつちや、こんな珈琲は飲めないよ。」鼠骨氏はたつた今欧羅巴の戦場から来たやうな表情をして、
少僮
(
ボオイ
)
の顔を見た。「ところが、
生憎
(
あいにく
)
ここは日本でね。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
暫くすると、
少僮
(
ボオイ
)
は珈琲を持つて来た。鼠骨氏は鼠のやうな口もとをして
匙
(
さじ
)
を含んだ。そして湯気の立つた珈琲皿をかちかち鳴らしながら、
漸
(
やつ
)
と一杯を
啜
(
すゝ
)
つてしまふと、指を立てて
少僮
(
ボオイ
)
を呼んだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
少僮(ボオイ)の例文をもっと
(1作品)
見る
少
常用漢字
小2
部首:⼩
4画
僮
漢検1級
部首:⼈
14画
“少”で始まる語句
少
少時
少女
少年
少許
少々
少輔
少弐
少女子
少尉