小留おや)” の例文
せめてもの心やりにしました処、暮六ツ前から、どんよりいたしましたのが、日が暮れると、あのおぼろかぜ小留おやんだと思いますと、また少し寒さが戻りまして、変に暖くなる
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
風が出て、雨は冷々ひやひやとして小留おやむらしい。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)