小搗こづ)” の例文
たとえば舂女つきめはもともみから米にする作業にまで関与しておった。三本の手杵てぎねで調子を取りうたを歌って、儀式の日の米をしらげ、それをさらに小搗こづいて粉にはたくのも、彼女らの手わざであった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)