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小刀
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こづか
ふりがな文庫
“
小刀
(
こづか
)” の例文
そちを
嫉
(
そね
)
み憎しむ者が、
笄
(
こうがい
)
が失せたといっては猿が盗んだといい、
小刀
(
こづか
)
印籠
(
いんろう
)
が紛失したと申しては、猿の
仕業
(
しわざ
)
よと、つげ口の絶え間がない。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「——騒ぐのはおよしなさい。わたしの側には手頃な
小刀
(
こづか
)
がありますからね、じたばたすると
掌
(
てのひら
)
を窓板へ、
鰻
(
うなぎ
)
の首を
刺
(
と
)
めるように、プツンと縫ってしまいますよ……」
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その元の切り口は、
鋏
(
はさみ
)
で
剪
(
き
)
ったのでもないし、
小刀
(
こづか
)
とも思われない。幹は柔軟な芍薬のそれではあるが、やはり相当な腰の
刀
(
もの
)
を用いて切ってあるものと武蔵は見たのである。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“小刀”の意味
《名詞》
(しょうとう)
「こがたな」の漢字表記。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
刀
常用漢字
小2
部首:⼑
2画
“小刀”で始まる語句
小刀細工
小刀屑
小刀研
小刀針