トップ
>
尋常人
>
ただびと
ふりがな文庫
“
尋常人
(
ただびと
)” の例文
前なるは手に
錫杖
(
しゃくじょう
)
をついた
一癖
(
ひとくせ
)
ありげな
偉丈夫
(
いじょうふ
)
。後ろなるは、頭に
宝珠瓔珞
(
ほうじゅようらく
)
を
纏
(
まと
)
い、頂に
肉髻
(
にくけい
)
あり、
妙相端厳
(
みょうそうたんげん
)
、
仄
(
ほの
)
かに
円光
(
えんこう
)
を負うておられるは、何さま
尋常人
(
ただびと
)
ならずと見えた。
悟浄出世
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
「
天狗
(
てんぐ
)
のような力と早わざ、よも、
尋常人
(
ただびと
)
ではございますまいよ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その涼やかにして射る如き眼光も
尋常人
(
ただびと
)
とは思われなかった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
尋
常用漢字
中学
部首:⼨
12画
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“尋常”で始まる語句
尋常
尋常事
尋常一様
尋常科
尋常茶飯
尋常外
尋常漢
尋常茶飯事
尋常体
尋常時