)” の例文
旧字:
然かも放翁六十三歳、厳州に在りて詩を刻し、已に旧稿をつて痛く刪汰を加ふ。六十六歳、家居して又た詩稿を刪訂す。
とある書窓の奥にはまた、あわれ今後の半生をかけて、一大哲理の研究に身を投じ尽さんものと、世故の煩をって塵塚ちりづかのただ中へ投げ捨てたる人あり。その人は誰なるらん。
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)