“射下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくだ66.7%
いおろ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世界に気象台ありて以来の統計によると太陽が毎一年に、我地球の表面に射下いくだす光と熱との分量は、一抹の増減なし。
暗黒星 (新字新仮名) / シモン・ニューコム(著)
日はそのさやけき矢をもてはや中天なかぞらより磨羯を逐ひ、晝を四方に射下いくだせり 五五—五七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
日は代助の頭の上から真直に射下いおろした。乾いたほこりが、火の粉の様に彼の素足を包んだ。彼はじりじりとこげる心持がした。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)