専念もっぱら)” の例文
旧字:專念
専念もっぱらアタリそのものをよく品騰ひんとうし、価値づけて、体力から、量と質から、自分の中の夢想や好みの感応を抜きさしして、れに当り応じ赴くやうになる。
魚美人 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)
先づ浮子の動きを見落すまいとして居る精神活動は、眼の方は浮子を専念もっぱら見つめて居るのであつて、向ふ岸の草のゆるぐのも、水面を舞つて居るお歯黒蜻蛉とんぼの動きも無視し、又は無反応である。
健康を釣る (新字旧仮名) / 正木不如丘(著)