“寝飽”の読み方と例文
読み方割合
ねあ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兼太郎は炬燵こたつに火を入れて寝てしまおうかと思ったが今朝は正午ひる近くまで寝飽ねあきたまぶたの閉じられようはずもないので、古ぼけた二重廻にじゅうまわし引掛ひっかけてぷいと外へ出てしまった。もとより行くべき処もない。
雪解 (新字新仮名) / 永井荷風(著)