寝足ねた)” の例文
旧字:寢足
朝起きてすする渋茶に立つ煙りの寝足ねたらぬ夢の尾をくように感ぜらるる。しばらくすると向う岸から長い手を出して余を引張ひっぱるかとあやしまれて来た。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)