“実歴談”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じつれきだん50.0%
イソイタク50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時氷に路をふさがれて仕方がないから、船をてて氷の上へあがって、乗り捨てた船をって向う側へ出て、ようやくまた船に乗ったと云う話がある。これは主人あるじ実歴談じつれきだんである。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
同氏によれば、これは胆振いぶり有珠うす虻田あぶたへんの人が、とある海岸の洞穴から下界の国へ迷いこんで帰ってから村人にいちぶしじゅうを物語る、いわば一種の実歴談イソイタクとして信じられているという。