宙乗ちゅうのり)” の例文
旧字:宙乘
源内先生が、宙乗ちゅうのりをしていられる。風鐸ふうたくを修繕するだけのためだから、足場といっても歩板あゆびなどはついていない、杉丸すぎまるを組んだだけの、極くざっとしたもの。
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
天井へ宙乗ちゅうのりでもするように、ふらふらふらふら、山から山を経歴へめぐって……ええちょうど昨年の今月、日は、もっと末へ寄っておりましたが——この緋葉もみじ真最中まっさいちゅう、草も雲もにじのような彩色の中を
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)