嬉笑きしょう)” の例文
余は常に学校に行くをたのしみとせしが、学問するが面白きにはあらで、学校にて衆童と遊戯嬉笑きしょうするが面白きゆゑなりき。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
だから恐らくはまたこのナガリールーも、「曲る」という語の命令形であって、近世この島でもタンポポの茎を曲らせて、嬉笑きしょうする童戯が行われていた痕跡であろう。
嬉笑きしょうにも相感じ怒罵どばにも相感じ、愉快適悦、不平煩悶はんもんにも相感じ、気が気に通じ心が心を喚起よびおこし決して齟齬そご扞格かんかくする者で無い、と今日が日まで文三は思っていたに
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)