ふん)” の例文
それに、さっきからRがいやにこうふんしている様子も、おかしいのだ。僕はさも不思議そうにRの顔を見つめていたに相違ない。すると彼は
百面相役者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
道理で何だかこうふんしていると思った。君は平常ふだんから少し神経過敏の方だ。それがそうこうふんしちゃ身体に触るね。ちっと落ついたらどうだ。
疑惑 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
彼は真青まっさおになって、ブルブル震えてさえいるのだ。何がそうさせたのか、彼が極度にこうふんしていることは一目でわかる。
百面相役者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)