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奪取
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うばいと
ふりがな文庫
“
奪取
(
うばいと
)” の例文
日曜日に物見
遊山
(
ゆさん
)
に出掛け汽車の中の空席を
奪取
(
うばいと
)
ろうがためには、プラットフㇹームから女子供を突落す事を辞さないのも、こういう人達である。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
左様
(
そん
)
な事と存じませんのは、親に似ません娘のおいさで、十二歳の時に清水助右衞門が三千円持って来た時、
親父
(
おやじ
)
が助右衞門を殺して其の金を
奪取
(
うばいと
)
り
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
論に勝っても鼎を取られては詰らぬと気のついた廷珸は、スキを見て鼎を
奪取
(
うばいと
)
ろうとしたが、耳をしっかり持っていたのだったから、
巧
(
うま
)
くは奪えなかった。耳は折れる、鼎は地に
墜
(
お
)
ちる。
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
奪取
(
うばいと
)
った三千円の金から身代を仕出し、
大
(
たい
)
したものになりましたのに引替え、助右衞門の
忰
(
せがれ
)
重二郎は人力を
挽
(
ひ
)
いて
漸々
(
よう/\
)
其の日/\を送る身の上となりましたから
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“奪取”の解説
真保裕一の小説
『奪取』(だっしゅ)は、真保裕一の長編小説。
『東京中日スポーツ』他に『夢の工房』(後に発売する同名のエッセイ集とは異なる)のタイトルで1994年11月7日から1995年8月2日まで連載されたものを加筆訂正・改題し、講談社から1996年8月に単行本として発表された(後に講談社文庫版が上下巻で刊行された)。
友人が作った1260万円の借金を返すため、偽札作りに挑む主人公を描く。
新聞連載版と単行本化されたものとでは、話が変わっている。
(出典:Wikipedia)
奪
常用漢字
中学
部首:⼤
14画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“奪”で始まる語句
奪
奪回
奪衣婆
奪還
奪去
奪掠
奪上
奪合
奪嫡
奪衣