“太茎”の読み方と例文
読み方割合
ふとぐき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそらく一丈にも近いだろうと思われる樺太蕗のすばらしい高さ、その紅い線の通った六角形の太茎ふとぐき裏白うらじろの、しかも緑の表面の、八月の日光を透かす夕立のような反射。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
太茎ふとぐき八尺やさか独活うどのひとくくり無雑作にさげて笑ひをぢ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
髭からむ藪蒟蒻の太茎ふとぐきは春し闌けたれ立ちのけうとさ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)