太沽ターク)” の例文
今度もかけちがいましてお目にかからんけりゃ、わが輩は、だ、長駆渤海ぼっかい湾に乗り込んで、太沽タークの砲台に砲丸の一つもお見舞い申さんと、堪忍袋かんにんぶくろがたまらん
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
川島を司令長官にしたら、それこそ三番分隊士さんばんじゃないが、艦隊を渤海湾に連れ込んで、太沽タークどころじゃない、白河ペイホーをさかのぼってリーのおやじを生けどるなんぞ言い出すかもしれん
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)