太一たいち)” の例文
御案内をして城中へお帰りに成ったから、うい奴と仰しゃって先君せんくんがお取立に成った、是がわしの先祖で、其の時は白島太一たいちという名前で有ったが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それから戦災者で手塚家に同居している会社員の平林ひらばやしさんとおくさん、そのおくさんの妹のみよ子おばさん、中学生の太一たいち君、まだ学校へ行かぬ太一君の小さい妹ふたり
青銅の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)