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大須
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おおす
ふりがな文庫
“
大須
(
おおす
)” の例文
「あんた、
大須
(
おおす
)
の観音さんは賑かでなも。東京なら浅草のようだも。活動写真が
仰山
(
ぎょうさん
)
あって、店の小僧が毎晩行って困るわえも」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
名古屋の
大須
(
おおす
)
の観音様で拾ってきた雌の雑種で、汽車・電車の乗り物もバスケットのなかにおとなしくしているので持ち歩きも便利であった。
犬
(新字新仮名)
/
三遊亭金馬
(著)
大須
(
おおす
)
玄琢は学才があるのに、父兄はこれに助力せぬので、貞固は書籍を買って与えた。中には
八尾板
(
やおばん
)
の『史記』などのような大部のものがあった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
老人もずっと以前にためしたことがある、
大須
(
おおす
)
才之助という番頭のときで、琴と
一節切
(
ひとよぎり
)
を使った。一節切は老人がやり、琴は番頭が城下から盲芸人を呼んでくれた。
ちくしょう谷
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
東京の浅草、大阪の千日前、京都の新京極、それに匹敵するのが名古屋の
大須
(
おおす
)
である。そこには金竜山浅草寺ならぬ北野山真福寺があつて、俗にこれを梅ぼしの観音といふ。
名古屋スケッチ
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
▼ もっと見る
この年の頃になって、
媒人
(
なこうど
)
が
表坊主
(
おもてぼうず
)
大須
(
おおす
)
というものの
女
(
むすめ
)
照
(
てる
)
を
娶
(
めと
)
れと勧めた。「武鑑」を検するに、慶応二年に勤めていたこの氏の表坊主父子がある。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
須
常用漢字
中学
部首:⾴
12画
“大須”で始まる語句
大須賀康高
大須賀康隆
大須賀
大須観音
大須賀乙字
大須賀玄内