“おおす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大須62.5%
大洲12.5%
大酸12.5%
大餒12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名古屋の大須おおすの観音様で拾ってきた雌の雑種で、汽車・電車の乗り物もバスケットのなかにおとなしくしているので持ち歩きも便利であった。
(新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)
伊予の大洲おおすから九州の佐賀の関に上陸、豊後路ぶんごじを日向へ向い、そこの国分寺に伽藍がらんを建て、五智如来をきざんで勧請かんじょうし、それより大隅、薩摩、肥後、肥前と経巡へめぐってまたも日向の国分寺に戻り
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
梅ぼしとは、『おゝ!』(大須)といふ駄洒落だが、実は先年まで、観音堂の裏手に『大酸おおす』ならぬ『大あま』旭遊廓があつて、大須の繁盛したのは、半ばそのためであつた。
名古屋スケッチ (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
(よした、よした、大餒おおすえに餒えている。この温気うんきだと、命仕事だ。)(あなたや……私はもう我慢が出来ない、お酒はどう。)
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)