“大蠅”の読み方と例文
読み方割合
おおばえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あ、」と云つたが其の声咽喉（のんど）に沈み、しやにむに起き上らうとする途端に、トンと音が、身体中（からだじゅう）に響き渡つて、胸に留（とま）つた別に他（た）の一疋（ぴき）の大蠅（おおばえ）が有つた。
蠅を憎む記 (新字旧仮名) ／ 泉鏡花(著)