大摺鉢おおすりばち)” の例文
そんな比羅絵びらえを、のしかかって描いているのが、嬉しくて、面白くって、絵具を解きめた大摺鉢おおすりばちへ、鞠子まりこ宿しゅくじゃないけれど、薯蕷汁とろろとなって溶込むように……学校の帰途かえりにはその軒下へ
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)